専門学校卒業後の就職失敗、再度留学ビザは取れる?
一般社団法人 外国人雇用支援機構(FESO)/ 最終更新 2026-08-21
答え
専門学校を卒業後、就職が決まらなかった場合でも、別の専門学校に入学して留学ビザを延長することは、状況によっては可能です。ただし一度卒業しているため、留学の必要性と合理性、経済的な安定性、これまでの留学実績と素行がより慎重に審査されます。
どのようなご相談ですか?
専門学校でIT技術を学び卒業したものの、就職活動がうまくいかなかった方からのご相談です。
- 相談種別:在留資格(留学ビザの更新・変更)
- 状況:2年前に来日し、専門学校でIT技術を学んできたご相談者様。今年3月に卒業したが就職活動がうまくいかず内定を得られていない。ビザの期限が迫っており、別の専門学校でウェブデザインを学びたいと考えている。
- 質問:専門学校を卒業後、就職が決まらなかった場合でも、もう一度別の専門学校に入学して留学ビザを延長することは可能か。注意点は。
卒業後、別の専門学校への再入学は可能ですか?
状況によっては可能ですが、一度卒業しているため審査はより慎重になります。
日本の専門学校を卒業後、就職が決まらなかった場合でも、もう一度別の専門学校に入学して留学ビザを延長することは、状況によっては可能です。ただし、一度日本の学校を卒業しているため、地方出入国在留管理局は「本当に学習意欲があるのか」「留学ビザを他の目的で利用しようとしていないか」といった点を、より慎重に審査します。単に日本に滞在し続けるための手段とみなされてしまうと、許可は難しくなります。
審査で特に重視されるポイントは?
留学の必要性と合理性、経済的な安定性、これまでの留学実績と素行の3点です。
- 留学の必要性と合理性:なぜ再度、別の専門学校で学ぶ必要があるのか、その理由を明確に説明できるかどうかが重要。今回の学習内容が前回の学習内容とどのように関連し、あるいは補完し合うのか、今後のキャリアプランにどう繋がるのかを具体的に説明する必要がある。安易な目的変更や学習内容の関連性が低いと判断されると、留学の必要性が疑われる可能性がある。
- 経済的な安定性:学費や生活費を安定して賄えるだけの十分な資金があることを証明する必要がある。過去のアルバイト収入や送金状況も審査の対象になるが、それだけで今後の学費・生活費を賄えることを客観的に示すのは難しい場合がある。預貯金残高証明書や、親族からの送金証明書など、確実な資金源を証明することが重要。
- これまでの留学実績と素行:以前の学校での成績、出席率、アルバイトの状況(資格外活動許可の範囲内であったか)など、これまでの留学生活に問題がなかったかどうかが確認される。出席率が低い、成績が振るわない、アルバイトで時間制限を超過したなどの問題があった場合、再留学ビザの取得は非常に困難になる。
再留学ビザ申請ではどのような点に注意すべきですか?
新しい学校の選定、理由書の作成、経済的証明書類の充実、素行の善良性の証明が重要です。
- 新しい専門学校の選定:留学の目的を達成できる、教育内容が充実した学校を選ぶ。留学生の在籍管理が適切であると評価されている学校を選ぶことも、審査に有利に働く可能性がある。
- 「留学の必要性」を明確にする理由書の作成:なぜ今回の学習が必要なのか、前回何を学び今回何を学ぶのか、それが将来のキャリアにどう繋がるのかを具体的かつ説得力のある文章で記述する。
- 経済的証明書類の充実:学費と生活費を賄えるだけの十分な預貯金があることを証明する預金残高証明書を提出する。親族からの資金援助がある場合は、その証明を明確に示す。
- 素行の善良性を証明:以前の学校での成績証明書、出席状況を示す書類、交通違反やその他の法令違反がないことを証明する書類などを提出する。
- 申請タイミング:新たな学校での入学が決定次第速やかに申請し、現在の留学ビザの期限が切れる前に、余裕をもって申請手続きを開始することが重要。
以前の留学中に出席率が著しく低い、または成績が極端に悪い場合、資格外活動許可の範囲を超えてアルバイトをしていた事実が発覚した場合、経済状況が不安定である場合、再留学の目的が曖昧な場合、過去に犯罪歴や入管法違反がある場合は、許可が非常に難しくなるとされています。一度卒業した後の再留学ビザ申請は、通常の留学ビザ申請よりも審査が厳しくなる傾向があります。
よくあるご質問
専門学校卒業後、就職失敗でも別の学校で再度留学ビザを取れますか?
状況によっては可能ですが、一度卒業しているため審査はより慎重になります。留学の必要性や経済的な安定性、これまでの素行が重視されます。
前回の学習内容と関連性が低い分野に変更しても大丈夫ですか?
安易な目的変更や学習内容の関連性が低いと判断されると、留学の必要性が疑われる可能性があるとされています。
以前の出席率が低かった場合、再留学は難しくなりますか?
出席率が著しく低い、または成績が極端に悪かった場合、再度の留学ビザの許可は非常に困難になるとされています。
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※この記事は一般的なご説明です。制度は変わることがあり、実際の可否は個々の事情によって異なります。最新の情報は出入国在留管理庁の公式サイトでご確認いただくか、当サイトの行政書士にご相談ください。