パスポート未提出でも帰化申請は受理されますか?
一般社団法人 外国人雇用支援機構(FESO)/ 最終更新 2026-08-21
答え
パスポートが未提出のままでも、法務局に申請を「受理」してもらえる可能性はあります。ただしその確率は、申請者の状況説明の説得力と誠実性に大きく左右されます。経緯説明書の作成と補完資料の提出が重要です。
どのようなご相談ですか?
パスポートの更新申請が帰化申請の予定日までに間に合わない見込みの方からのご相談です。
- 相談種別:帰化(普通帰化、パスポートなしでの申請)
- 状況:帰化申請を予定しているご相談者様。期限切れしていたパスポートの更新申請が、本国大使館側の事情(理由書不足、在留カードの更新後のもの未提出)により停滞しており、申請予定時にパスポートの発行が間に合わない見込み。前のパスポートは大使館に提出中で手元にない。
- 質問:パスポートが申請書類から欠落した状態で、事態経緯の説明書(上申書)とその他の身分証明書類をもって申請し、パスポートは発行され次第速やかに追加提出するという対応で、帰化申請が受理される可能性はどれくらいか。
パスポートは帰化申請でどのような役割がありますか?
申請者の身元・国籍を証明する最も重要な公的書類とされています。
パスポートは、申請者の身元・国籍を証明する最も重要な公的書類です。帰化申請では、申請時の身元確認や過去の出入国履歴の確認のために、原則として有効なパスポートまたは失効したパスポート原本の提出が求められます。パスポートが未提出の場合、法務局は要件を満たしていないとして、申請の受理自体を拒否する(差し戻す)ことも可能です。
受理の可能性を上げるにはどうすればよいですか?
経緯説明書の充実、補完資料の提出、事前の窓口相談が有効と考えられます。
- 事態経緯説明書(上申書)の充実:遅延の経緯、大使館とのやり取りの記録、停滞の原因(本人の落ち度によるものではないこと)、発行され次第直ちに法務局へ提出する旨の誓約を、詳細かつ誠実に記載する。
- 補完資料の提出:期限切れの古いパスポートのコピー(手元にあれば)、在留カードの表裏コピー、国民登録カードなど国籍を証明する書類のコピーと日本語訳、大使館が発行した「更新申請中であること」を証明する書類などを最大限提出する。
- 申請のタイミングと窓口での説明:事前に法務局へ電話でアポイントを取り事情を説明したうえで申請に臨み、専門家(行政書士)が同席のうえ理由書を提示し誠実に説明する。
法務局はどのような点で判断しますか?
パスポートがないことで要件審査に大きな支障をきたすかどうかが判断のポイントです。
パスポートがないと過去の出国・再入国の履歴が確認できず、継続居住要件の審査に支障が出る可能性があります。過去の出入国履歴は「出入国記録」を別途、地方出入国在留管理局に請求することで確認できるため、法務局から求められる前に自身でこの出入国記録を請求し、申請書類に含めて提出することが、パスポート欠落をカバーする上で有効な手段となります。
よくあるご質問
パスポートが未提出でも帰化申請は受理されますか?
受理される可能性はありますが、その確率は申請者の状況説明の説得力と誠実性に大きく左右されます。
パスポートがないと審査にどのような影響がありますか?
過去の出国・再入国の履歴が確認できず、継続居住要件の審査に支障が出る可能性があります。
パスポートの代わりに何を準備すればよいですか?
期限切れの古いパスポートのコピー、在留カードの表裏コピー、国籍を証明する書類、大使館が発行した更新申請中であることの証明書、地方出入国在留管理局に請求する出入国記録などが挙げられます。
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※この記事は一般的なご説明です。制度は変わることがあり、実際の可否は個々の事情によって異なります。最新の情報は出入国在留管理庁の公式サイトでご確認いただくか、当サイトの行政書士にご相談ください。