帰化申請中、子どもの事故は審査に影響しますか?
一般社団法人 外国人雇用支援機構(FESO)/ 最終更新 2026-08-21
答え
同居家族が起こした事故は、帰化申請者本人の素行要件や家族状況の審査に影響する可能性があります。ただし必ず不許可になるわけではありません。法務局へ経緯を正直に報告し、対応の誠実さを示すことが重要です。
どのようなご相談ですか?
帰化申請中に、同居する未成年の子どもが警察沙汰の事故を起こしたケースです。
- 相談種別:帰化申請(新規申請)
- 状況:日本人の配偶者として日本に暮らすご相談者様。帰化申請中に、日本国籍を持つ未成年の子どもが警察沙汰の事故を起こした。事故は既に謝罪と慰謝料の支払いにより解決済みで、子どもの過失が認められている。警察には帰化申請中であることを伝えた。
- 質問:この事故は、ご相談者様の帰化審査に影響しますか。
同居する子どもの事故は帰化審査の対象になりますか?
本人の行為でなくても、家庭環境や監督責任という観点から審査対象となり得ます。
帰化申請の審査では、申請者本人だけでなく、家族の状況も考慮されることがあります。帰化が許可された場合に、申請者が家族を含めて日本社会の一員として円満な生活を送れるかどうかが総合的に判断されるためです。
具体的には、次のような点が考慮される可能性があります。
- 申請者本人の素行要件(同居する未成年の実子による行為が、家庭環境や監督責任の観点で考慮される可能性)
- 家族構成や家族関係、生活状況の審査
- 帰化後に家族を含めて日本社会に円滑に溶け込めるかという社会への影響
- 世帯として金銭や対人関係の問題を抱えていないか
今回のケースでは、事故がすでに謝罪と慰謝料の支払いによって解決しており、子どもの過失が認められている点は、誠意ある対応として評価される可能性があります。また、警察に帰化申請中であることを伝えたことも、状況を隠そうとしていないという点で、必ずしもマイナスに働くとは限りません。
今後どのように対応すればよいですか?
法務局への正直な報告と、資料の提出、反省・再発防止の説明が重要です。
- 帰化申請を担当する法務局の審査官に、事故の経緯と現状を正直かつ詳細に報告する。警察に事情を伝えた旨も含めて説明する。
- 警察の記録、示談書、慰謝料の支払い証明書など、関連資料を求められた場合は速やかに提出する。
- 子どもが事故を深く反省していること、再発防止のための対策をどのように講じているかを説明する。
- ご相談者様自身が安定した生活を送っており、今後も日本社会に貢献していく意思があることを改めて示す。
- 不安が大きい場合や報告の仕方に迷う場合は、専門家(弁護士、行政書士)に相談する。
今回の件は帰化審査に影響を与える可能性はありますが、事故の内容やその後の対応によっては、必ずしも不許可となるわけではありません。重要なのは、法務局に対して誠実に対応することです。
よくあるご質問
帰化申請中に子どもが起こした事故は、必ず不許可の原因になりますか?
必ずしも不許可の原因になるわけではありません。事故の内容やその後の対応(謝罪、慰謝料の支払いなど)によって、考慮される度合いは異なります。
警察に帰化申請中であることを伝えたことはマイナスになりますか?
状況を隠そうとしていないという点で、必ずしもマイナスに働くとは限りません。
法務局にはどのように報告すればよいですか?
事故の経緯と現状を正直かつ詳細に報告し、警察の記録や示談書、慰謝料の支払い証明書などの関連資料を求められた場合は速やかに提出します。
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