配偶者ビザの更新で3年の在留期間をもらうには?
一般社団法人 外国人雇用支援機構(FESO)/ 最終更新 2026-08-21
答え
1年しか許可されないのは、夫婦生活がまだ安定していないと見られているためです。在留期間を延ばす鍵は、安定した収入、税金と社会保険料を期限内に納めていること、そして同居の実態を日々の記録で示せることの3つです。
どのようなご相談ですか?
更新のたびに1年の在留期間しか許可されない方から、3年をもらうにはどうすればよいかというご相談です。
- ご相談の種類:日本人の配偶者等(在留期間更新許可申請)
- よくあるご状況:更新のたびに1年の在留期間しか許可されない。次の更新では3年を目指したい
- ご質問:在留期間の長さは何で決まるのでしょうか。日々の生活で気をつけることはありますか。
なぜ1年しかもらえないことがありますか?
夫婦生活がまだ安定しているとは言えないと判断されている可能性があります。
更新時に再び1年の在留期間しか許可されない場合、夫婦生活がまだ安定しているとは言えないと判断されている可能性が高いと考えられます。具体的には次の点が不安定さと見なされることがあります。
- 収入の不安定さ ご夫婦の収入が低い、または安定していない場合。扶養家族がいる場合はより厳しく見られます
- 納税・社会保険料の未履行 税金や年金・健康保険料の支払いが遅れている、または未納がある場合。公的義務の履行として非常に重視されます
- 同居の実態が薄い 別居している、あるいは同居していても夫婦としての実態が乏しいと判断される場合
- 夫婦間のやり取りの不足 質問書の回答や面談の際に、ご夫婦の間で情報が共有されていないと感じられる場合
- 過去の在留状況の問題 交通違反があったり、更新申請をぎりぎりで行っていたりする場合
経済的な安定はどう見られますか?
世帯の収入に加えて、納税と社会保険料の支払いが期限内に行われているかが重視されます。
- 安定した世帯収入 ご夫婦合わせて、扶養家族を含めて日本で安定した生活を送るに足る収入があること。実務上の目安としては、世帯年収380万〜400万円程度と言われることがあります。法令上の基準ではありませんので、扶養家族の人数やお住まいの地域によっても見方は変わります
- 納税義務の履行 所得税、住民税などを期限内に確実に納めていること。納税証明書や課税証明書で確認されます
- 社会保険の加入と支払い ご夫婦ともに社会保険に加入し、保険料を滞りなく支払っていること。とくに国民年金や国民健康保険は支払いが遅れがちになるため注意が必要です
納税や社会保険料の支払いは、口座振替に設定するなど支払い忘れを防ぐ工夫をしてください。定期的に支払い状況を確認することも大切です。
夫婦関係の実態はどう示しますか?
住民票上の住所だけでなく、実際に同居し支え合っていることを日々の記録で示します。
- 同居の実態 原則として、ご夫婦は同じ家で生活している必要があります。住民票上の住所だけでなく、実際に同居していることが重要です
- 円満な夫婦関係 ご夫婦の間で情報が共有され、支え合っていることが確認できること。質問書の回答の整合性や、場合によっては面談で夫婦関係について聞かれることもあります
日々の生活でできること
- 写真を残す 普段の生活、旅行、友人やご家族との交流など、ご夫婦一緒に写っている写真を定期的に撮り、日付も記録しておきます
- やり取りの記録 日々の会話はもちろん、メッセージアプリやSNSのやり取りも関係を示す資料になり得ます
- 家計を共有する 収入や支出を共有し、家計を協力して管理していることも、生活の安定を示す材料になります
日本社会への適応はどう評価されますか?
法令の遵守が前提で、地域活動への参加や日本語能力の向上はプラスの材料になり得ます。
- 交通ルールなどの遵守 軽微な交通違反であっても、繰り返していると素行が善良でないと判断されるリスクがあります
- 地域活動への参加 地域の清掃活動やお祭り、ボランティア活動などへの参加は必須ではありませんが、プラスの評価につながることもあります
- 日本語能力の向上 日常生活や仕事で日本語を積極的に使い、学習を継続することも適応度を示す要素です
今日から何を積み重ねればよいですか?
家計、公的義務、住所、記録、法令遵守の5つを、日常の習慣として続けることです。
- 家計管理を徹底する
ご夫婦の収入と支出を明確にし、無理のない生活設計を立てます。
- 公的義務を確実に履行する
税金と社会保険料は期限内に必ず支払います。領収書は保管し、支払い状況を定期的に確認します。
- 住民票の住所と実際の居住地を一致させる
引っ越したら速やかに役所で手続きし、届出も行います。
- 記録を日常から残す
ご夫婦一緒に写った写真、旅行のチケット、ご家族や友人との交流の記録を残します。
- 法令を遵守する
交通ルールをはじめ、違反をしないよう心がけます。
在留期間の更新は、ご夫婦が協力して安定した生活を築き、その記録を示す共同作業です。ご不安があれば早めにご相談ください。
よくあるご質問
なぜ更新のたびに1年しか許可されないのですか。
収入が低い・安定していない、税金や社会保険料の未納がある、同居の実態が薄い、過去の在留状況に問題があるといった事情があると、夫婦生活がまだ安定していないと判断されることがあります。収入については、実務上の目安として世帯年収380万〜400万円程度と言われることがありますが、法令上の基準ではありません。
税金や社会保険料の支払いはどこまで見られますか。
所得税・住民税などの納税と、ご夫婦の社会保険への加入および保険料の支払いが、納税証明書や課税証明書で確認されます。国民年金や国民健康保険は遅れがちになるため、口座振替に設定するなどの工夫が有効です。
同居していることはどう示しますか。
住民票上の住所だけでなく、実際に同居していることが重要です。日々の生活や旅行、ご家族との交流の写真を日付とともに残し、家計を協力して管理していることも示せるようにしておきます。
交通違反は影響しますか。
軽微な交通違反であっても、繰り返していると素行が善良でないと判断されるリスクがあります。日頃から交通ルールを守ってください。
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※この記事は一般的なご説明です。制度は変わることがあり、実際の可否は個々の事情によって異なります。最新の情報は出入国在留管理庁の公式サイトでご確認いただくか、当サイトの行政書士にご相談ください。