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1年前は70点でも80点の永住えいじゅう特例は使えますか?

一般社団法人 外国人雇用支援機構(FESO)/ 最終更新 2026-08-21
答え

「現時点では80点特例での永住えいじゅう申請しんせいはできない」というご判断はんだんは正解です。80点で1年の特例を使うには、申請しんせいを行う現在とそのちょうど1年前の両方の時点で、80点以上を維持している必要ひつようがあります。1年前が70点であれば、今の80点を1年間維持して申請しんせいするのが確実です。

どのようなご相談そうだんですか?

現在80点・1年前は70点という方から、1年特例が使えるかというご相談そうだんです。

80点の「1年特例」にはどのようなルールがありますか?

申請しんせい時と1年前の2つの時点のどちらでも、80点以上を維持している必要ひつようがあります。

永住えいじゅう審査しんさにおける高度人材ポイント特例は、通常10年必要ひつよう在留期間ざいりゅうきかんを大きく短縮できる制度せいどですが、その条件じょうけんは非常に厳格です。

80点特例を使って「1年」で永住えいじゅう申請しんせいをするためには、「申請しんせいを行う現在」と「そのちょうど1年前」の2つの時点のどちらも、確実に80点以上を維持していなければならないというルールがあります。

1年前の時点で80点に達していなかった以上、現時点で1年の特例を使って永住えいじゅう申請しんせいを出すことはできません。仮に今申請しんせいしても、1年前のポイント不足を理由りゆう不許可ふきょかとなってしまいます。

なぜ新卒1年目は1年前のポイントが低くなるのですか?

高度人材ポイントの年収ねんしゅう項目が「将来の年収ねんしゅう見込み」で計算されるためです。

高度人材ポイントの「年収ねんしゅう」項目は、これから1年間でもらう予定の「将来の年収ねんしゅう見込み」で計算します。入社直後は、会社かいしゃから提示された新卒の給与きゅうよベースでの年収ねんしゅう見込みしかありません。また学生時代は当然ながら収入しゅうにゅうが低いため、過去の年収ねんしゅう実績もありません。

社会人として1年が経ち、実際の昇給やボーナスの実績、役職の付与などが確定したことで、初めて年収ねんしゅうポイントが大きく跳ね上がり、合計で80点を超えたのだと考えられます。これは順調なキャリアアップの証拠です。

これからの最短ルートはどれですか?

80点を1年間キープして申請しんせいするルートが、最も確実で現実的です。

ルートA:2027年5月まで80点をキープして申請しんせいする

2026年5月の現在、すでに80点に到達しているのですから、この80点以上の状態をこれから1年間(2027年5月まで)しっかりと維持してください。2027年5月になれば「現在(80点以上)」かつ「1年前の2026年5月(80点以上)」という条件じょうけんが完璧に成立し、大学だいがく卒業そつぎょうからわずか2年強という早さで永住えいじゅう申請しんせいを行うことができます。

ルートB:3年前から70点あったかを検証する

高度人材特例には、もう一つ「70点以上を3年間維持していれば永住えいじゅう申請しんせいできる」というルールがあります。大学だいがく院生だった時代に、すでに70点を超えていた可能かのう性はないでしょうか。

日本の大学だいがく院卒(20点)+修士号(20点)+日本語にほんご能力のうりょく試験N1(15点)+日本の大学だいがく卒業そつぎょう等(10点)で、これだけで65点になります。これに加えて投資家としての副収入しゅうにゅうや保有する特定の資格などがあり、学生時代から一貫して70点を超えていたことが証明できれば、3年特例で申請しんせいできる可能かのう性があります。

学生時代は年収ねんしゅうが低いため、年齢と学歴がくれきだけで70点に達している必要ひつようがあります。一度、過去に遡って精密な計算をしてみる価値はあります。

待っている1年間で注意ちゅういすべきことは何ですか?

住民税じゅうみんぜいの納付管理と、転職てんしょくを控えることの2点です。

  1. 住民税じゅうみんぜいの「特別徴収」の開始
    新卒1年目は前年の収入しゅうにゅうが少ないため住民税じゅうみんぜいがほぼかかりませんが、2年目の2026年6月以降から、社会人としての給与きゅうよに対する本格的な住民税じゅうみんぜいの徴収が始まります。通常は給与きゅうよから天引き(特別徴収)されますが、万が一、会社かいしゃの切り替え等で「自分で納付書により払う(普通徴収)」期間きかんが発生した場合ばあいは、納付期限きげんに遅れないよう十分にご注意ちゅういください。
  2. 転職てんしょくは原則控える
    これからの1年間で転職てんしょくをしてしまうと、年収ねんしゅう見込みの計算がリセットされたり、ポイントが一時的に下がったりして「継続性」が途切れるリスクがあります。永住許可えいじゅうきょかを得るまでは、現在の企業きぎょうでのキャリアを維持することをお勧めします。
  3. ポイントを確定させておく
    ポイント確認かくにんの確実な方法として、あらかじめ高度専門せんもん職1号に変更へんこうしておくことを検討してもよいでしょう。現在の会社かいしゃでの給与きゅうよの推移、そして税金・年金ねんきんが遅れなく支払われているかを管理してください。

よくあるご質問しつもん

80点の1年特例を使うには、いつの時点のポイントが必要ひつようですか。

申請しんせいを行う現在」と「そのちょうど1年前」の2つの時点のどちらも、確実に80点以上を維持している必要ひつようがあります。

1年前が70点だった場合ばあい、今申請しんせいするとどうなりますか。

1年前のポイント不足を理由りゆう不許可ふきょかとなってしまいます。現在80点以上であれば、その状態を1年間維持したうえで申請しんせいするのが最も確実です。

70点でも永住えいじゅう申請しんせいの特例はありますか。

あります。70点以上を3年間維持していれば永住えいじゅう申請しんせいできるというルールです。学生時代から一貫して70点を超えていたことが証明できれば、こちらを使える可能かのう性があります。

待っている間に転職てんしょくしても問題ありませんか。

年収ねんしゅう見込みの計算がリセットされたり、ポイントが一時的に下がったりして継続性が途切れるリスクがあります。永住許可えいじゅうきょかを得るまでは現在の企業きぎょうでのキャリアを維持することをお勧めします。

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※この記事は一般的なご説明です。制度は変わることがあり、実際の可否は個々の事情によって異なります。最新の情報は出入国在留管理庁の公式サイトでご確認いただくか、当サイトの行政書士にご相談ください。